冬のお風呂は危険だ。冷えた体に熱いお湯をぶっかけると心臓がびっくりして止まるぞ!
寝タバコは危険だ。火のついたタバコをほったらかしにして寝ると、家が全焼するぞ!
素人のフグ料理は危険だ。美味しいね美味しいねとパクパク食べてると、死ぬぞ!
と、いうわけで身近に危険は溢れかえっているわけで、
怖いことこの上ない世の中なんですが
「もう危険だからやめようよぉ」なんて言ってると人類は進歩しませんし、
行きずりの女とセックスするなんて出来るわけがないのです。
人類の進歩と行きずりの女とのセックスは常に危険と隣り合わせで、
現代の文明は全て危険に挑んだ結果の産物と言っても過言ではないでしょう。
初めて飛行機を作って飛んだ兄弟はどうですか?
たぶん親からは、そんな危険なことをせずに安全なことをしてくれ!
と散々言われたと思うんすよ。俺。
でもね、あいつらそれを無視してやったんすよ、デカイこと!
だから!先輩!俺!おれぇ…デカイこと…やりてぇ…。
まだ…俺たち終わってないっすよね…
■あらすじ■
かの有名なユングさんとフロイトさんの出会いから離別。
ファムファタールとしてサビーナも出るよ。
多少のインテリゲンチャなら知ってて当然のお話しなので、あらすじ書くなんて野暮。
おでは全然しらないよ~というマヌケは「サビーナ ユングとフロイトの運命を変えた女」を読むか、Wikiでユングを調べなさい。
ほんと少しもユングとか知らない状態でこの映画を観たら、
おそらく上映時間が苦痛でしかないから。
クローネンバーグ作品の中でヴィゴ・モーテンセンがフルチンで戦う映画だけ観て、
「この監督好きかもぉ」と手を出すと火傷しますよ!
いや火傷はしない。そんな古臭い表現は嫌だ。
しかし、新しい表現なんてそんな簡単には思いつかないもんだな~。
この映画はキーラ・ナイトレイ(貧乳でも好きだ)の
笠井叡と麿赤児を足して志村けんで割ったような顔芸が凄いわけなんですが、
それよりもクローネンバーグが「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」以来の精神疾患ものを撮って、
確実に面白くなっていることが重要なんですよ。
それぞれの人物が映画の文脈の中でわかりやすく設定されていることが面白さの要因ではないでしょうか。
例えば、ユングなんて登場した頃は欲求不満の塊で、
奥さんを愛してないし、子供なんていらないけど世間体と奥さんの実家が金持ちだから
結婚生活を続けているような男として描かれている。
その表現として満たされない欲求を食欲にぶつけるシーンが多い。
フロイトの家で大家族を前に常軌を逸した量の肉巻き的なものを自分の皿に取るからね、アイツ。
あんなに取ったら子供たちが肉巻き的なもの食べれないことなんておかまいなし。
でもね、ヴァンサン・カッセルにケツ叩かれてサビーナとパラフィリアセックスしてからは
食事のシーンなし。
サビーナと別れて次のシーンには食事といったわかりやすさ。もはやサービスの域!
こんな映像としてわかりやすい表現が色々と出てくるので、
見ていて混乱することはないし、だからこそ時間の経過とともに変わっていく
登場人物たちの心情が嫌でも伝わるってもんですよ。
それでもわからん!って奴はダメだ。バカだ。こち亀THE MOVIE以外観るな。
つまり、クローネンバーグ映画としてはすごく真っ当でテーマは結局、精神的な要因からの
肉体の変質といったことであって、さらに今回はそれをユングとフロイトといった人物を通し
史実に基づいて描いている分映像としてはかなり地味なのだが、
熟練の技で退屈ではなく隙の無い映画に仕上がっているのではないでしょうか。
精神医学の基礎を作り上げた人物たちが、不倫やスパンキングなど危険な行為に挑戦してくれたことで
現代に生きる我々も精神の安定を持って変態セックスに挑めるわけで、
やっぱビビってちゃ前に進めねーよ!
寝タバコは危険だ。火のついたタバコをほったらかしにして寝ると、家が全焼するぞ!
素人のフグ料理は危険だ。美味しいね美味しいねとパクパク食べてると、死ぬぞ!
と、いうわけで身近に危険は溢れかえっているわけで、
怖いことこの上ない世の中なんですが
「もう危険だからやめようよぉ」なんて言ってると人類は進歩しませんし、
行きずりの女とセックスするなんて出来るわけがないのです。
人類の進歩と行きずりの女とのセックスは常に危険と隣り合わせで、
現代の文明は全て危険に挑んだ結果の産物と言っても過言ではないでしょう。
初めて飛行機を作って飛んだ兄弟はどうですか?
たぶん親からは、そんな危険なことをせずに安全なことをしてくれ!
と散々言われたと思うんすよ。俺。
でもね、あいつらそれを無視してやったんすよ、デカイこと!
だから!先輩!俺!おれぇ…デカイこと…やりてぇ…。
まだ…俺たち終わってないっすよね…
■あらすじ■
かの有名なユングさんとフロイトさんの出会いから離別。
ファムファタールとしてサビーナも出るよ。
多少のインテリゲンチャなら知ってて当然のお話しなので、あらすじ書くなんて野暮。
おでは全然しらないよ~というマヌケは「サビーナ ユングとフロイトの運命を変えた女」を読むか、Wikiでユングを調べなさい。
ほんと少しもユングとか知らない状態でこの映画を観たら、
おそらく上映時間が苦痛でしかないから。
クローネンバーグ作品の中でヴィゴ・モーテンセンがフルチンで戦う映画だけ観て、
「この監督好きかもぉ」と手を出すと火傷しますよ!
いや火傷はしない。そんな古臭い表現は嫌だ。
しかし、新しい表現なんてそんな簡単には思いつかないもんだな~。
この映画はキーラ・ナイトレイ(貧乳でも好きだ)の
笠井叡と麿赤児を足して志村けんで割ったような顔芸が凄いわけなんですが、
それよりもクローネンバーグが「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」以来の精神疾患ものを撮って、
確実に面白くなっていることが重要なんですよ。
それぞれの人物が映画の文脈の中でわかりやすく設定されていることが面白さの要因ではないでしょうか。
例えば、ユングなんて登場した頃は欲求不満の塊で、
奥さんを愛してないし、子供なんていらないけど世間体と奥さんの実家が金持ちだから
結婚生活を続けているような男として描かれている。
その表現として満たされない欲求を食欲にぶつけるシーンが多い。
フロイトの家で大家族を前に常軌を逸した量の肉巻き的なものを自分の皿に取るからね、アイツ。
あんなに取ったら子供たちが肉巻き的なもの食べれないことなんておかまいなし。
でもね、ヴァンサン・カッセルにケツ叩かれてサビーナとパラフィリアセックスしてからは
食事のシーンなし。
サビーナと別れて次のシーンには食事といったわかりやすさ。もはやサービスの域!
こんな映像としてわかりやすい表現が色々と出てくるので、
見ていて混乱することはないし、だからこそ時間の経過とともに変わっていく
登場人物たちの心情が嫌でも伝わるってもんですよ。
それでもわからん!って奴はダメだ。バカだ。こち亀THE MOVIE以外観るな。
つまり、クローネンバーグ映画としてはすごく真っ当でテーマは結局、精神的な要因からの
肉体の変質といったことであって、さらに今回はそれをユングとフロイトといった人物を通し
史実に基づいて描いている分映像としてはかなり地味なのだが、
熟練の技で退屈ではなく隙の無い映画に仕上がっているのではないでしょうか。
精神医学の基礎を作り上げた人物たちが、不倫やスパンキングなど危険な行為に挑戦してくれたことで
現代に生きる我々も精神の安定を持って変態セックスに挑めるわけで、
やっぱビビってちゃ前に進めねーよ!
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